
会長 坪川貞子
福井県行政書士会のホームページをご覧いただきありがとうございます。
行政書士は、身近な「街の法律家」として、地域の皆様の生活に密着した行政手続きの専門家です。行政書士の業務は、官公署に提出する書類の作成など各種許認可申請の手続きをはじめ、生活の上で生じる様々な権利義務に関する書類、事実証明に関する書類の作成や相談に至るまで、その取り扱う業務数は1万種類を超えるとも言われております。
社会情勢が刻々と変化し、人々の権利意識が多様化するなかで、行政書士の需要は、ますます高まるものと思われます。平成26年6月に特定行政書士が誕生し、行政不服申し立ての代理権が付与されたことからも、専門家としての地位が確立され、今後の活躍の場が期待されるところです。
このように行政書士は、業務分野が多岐にわたることから、一言でどのような仕事なのかわかりにくいところがあるかもしれません。しかし、私たちは、これら幅広い専門知識、経験、人脈を生かして、行政書士が一番身近な相談相手となり、ワンストップサービスの提供ができる存在であると自負しております。会員はもとより他士業とも連携できる体制を整えて、個人・企業を問わず依頼者の皆様の利便性に寄与できればと願っております。
福井県行政書士会では、各々が専門分野を極めることが可能な体制を整えていきたいと思っております。組織の充実と活性化を図り、専門業務グループを筆頭に、業務分野を開拓し、行政書士が活躍できる場を確保していきたいと考えております。
さらに、地域密着の行政書士だからこそできる社会貢献分野にも、積極的に取り組んでしていきたいと思っております。遺言や、相続の知識を生かして成年後見制度への参加、所有者の把握が難しい土地や空き家等対策への協力、子ども見守り隊としての地域貢献、法教育活動の推進等、行って参りたいと思っております。昨年、福井県と締結しました災害時応援協定についても、非常時の準備態勢を万全に整えたいと思っております。
結びになりますが、今般、福井県行政書士会の会長を務めさせていただくにあたり、微力ではございますが、行政書士制度の発展のために誠心誠意努力して参る所存でございます。どうぞ皆様のご支援ご協力を賜りますよう心よりお願い申し上げます。